今回紹介するゲーム機「16bit Pocket HDMI」は、
スーパーファミコンのソフトを手軽に幅広く遊ぶことができるゲームハードです。
1台で「携帯モード」、「テーブルモード」、「TVモード」3つのプレイスタイルで遊ぶことができ、
その機能性や外観からも「Sw〇tch」をどことなく彷彿とさせます。
任天堂の正式ライセンス商品ではないものの、
ほぼすべてのSFCソフトを動かすことができ、
場所や気分に合わせて自分の環境に応じて遊び方を変えられる点はGOODですね!
以下、内容物になります。
ゲーム機「16bit Pocket HDMI」とは
【内容物】

・16bit Pocket HDMI 本体 ×1
・専用ワイヤレスコントローラ ×2
・充電ACアダプタ ×1
・HDMIケーブル ×1
・専用台座 ×1
・液晶フィルム ×2
【特徴】
①7インチの大画面

「16bit Pocket HDMI」の本体ディスプレイは7インチのHD大画面で解像度1280×720です。
Nintendo Switchの液晶が6.2インチであるということを考えると、一回り大きい画面サイズです。
本体重量は650g程度で一般的なスマートフォンなどよりも若干重量はあるものの、
両手で操作することもあってか、
携帯モードでも見づらさや扱いづらさのストレスを感じることなくプレイすることができました。
②HDMI出力で高画質プレイ可能

「16bit Pocket HDMI」のなんといっても嬉しいポイントは、
TVモードで大画面でプレイができること!
HDMI出力で大きなディスプレイに鮮明で綺麗に映し出す事ができます。
「スーパーファミコンのゲームはやりたいけど、昔のアナログ出力はいやだな・・・」と諦めていたあなた!
「16bit Pocket HDMI」なら付属のHDMIケーブルで接続するだけで簡単出力!
画面比率も本体下のスイッチで「4:3/16:9」から選べるので、好みの画面比率で遊ぶことができます。
(意外と16:9でも違和感なくプレイできます。
③ワイヤレスコントローラー2個付

なんと「16bit Pocket HDMI」には付属でワイヤレスコントローラーが2つも付いており、
TVモード、テーブルモード時で遊ぶ際に使用することができます。
スーパーファミコンのソフトは協力プレイや対戦プレイ対応の名作も多いので、
2つのコントローラで友人と一緒にプレイできるのは非常にうれしいですね。
電池は単4電池2本で動き、ボタンを押すと自動的にワイヤレス接続されるので、細かいペアリング操作などは不要です。
接続距離も自分が確認したところ10mの範囲では問題なく動いたので一般的な環境ではプレイに特に支障はありませんでした。
コントローラ自体もしっかり本家の形を再現しています。
ワイヤレス化したからか若干本家コントローラより厚み、重みがありますが、
グリップやボタンの押し込みなどはほぼ違和感はありませんでした。
④テーブルモード可能(専用台座付き)

「テレビはないけどコントローラで操作したい」という方に朗報!
付属の台座で本体を立てることができ、Nintendo Switchでいうテーブルモードの状態でプレイすることも可能です。
コンパクトスペースでプレイすることができるので、出先やTVのない環境でもプレイできるのは非常にうれしいポイントですね。
・欧米版ソフト対応
「16bit Pocket HDMI」では欧米で発売されたスーパーファミコンのカートリッジもプレイ可能です。
本機下部「NTSC/PAL」のスイッチから対応カートリッジを切り替え可能です。
中々手に入れる機会も少ないかもしれませんが、レトロゲーム屋などで欧米版のスーパーファミコンソフトを買ってプレイすることもできます。
外国人の友人にプレゼントとして送付しても喜ばれるかもしれませんね。
⑤高容量の充電式バッテリー

「16bit Pocket HDMI」は高容量のリチウムイオン電池1865Aを使用しており、
同梱のACアダプターで一度フル充電すれば12時間はプレイが可能です。
個人的にはTVモードでも本体充電が残ってればACアダプターに接続せずともTVに出力可能なのが地味にうれしかったです。
【気になる点】
①本体ディスプレイが低品質

コストダウンのためかもしれませんが本体液晶はあまり高品質のものを使用していないようで、
プレイする角度によっては見えづらかったり、全体的に青みがかった印象を受けます。
価格も1万5千円程度なので、コスト的にも妥当といいたところですが、
携帯モードやテーブルポイントで多くプレイする予定の方は注意ポイントかもしれません。
②ワイヤレスコントローラの遅延
私の場合「ストリートファイター」や「サムライスピリッツ」、「餓狼伝説」といいた格ゲーが大好物なので、
本機でプレイするにあたり、若干のコマンド入力における遅延が発生することが気になりました。
とはいっても体感でフレームレートレベルの遅延なので、
一般的なライトゲーマーにはあまり影響のないレベルではあります。
実機で格ゲーをやりこんでいた方などは最初ワイヤレスでの遅延に若干違和感を覚えるかもしれませんね。
③カートリッジ挿入部分の作り

本機はカートリッジ幅の異なる欧米版に対応しているため、
国内ソフトをカートリッジ挿入口に挿した際、両サイドに隙間ができる構造になっています。
国内版ぴったりに設計がされていないので、
カートリッジを挿し込む際にも若干力加減が怖いなと感じたこともありました。
丁寧に扱わないと容易に壊れてしまう可能性はあるかと感じます。
【総合】

気になる点はあるものの、「16bit Pocket HDMI」は総合的に見てかなりおすすめできるハードになります。
スーパーファミコンのソフトをNintendo Switchのように、
携帯モード、TVモード、テーブルモードで自由に取り回し、遊ぶことができるのは非常に魅力です。
バーチャルコンソールではなく、しっかり実機のソフトで遊びたい私のようなゲーマーには特におすすめです。
(バーチャルコンソールだと配信されていないソフトは遊べませんしね)
なによりHDMI対応の恩恵が素晴らしい!
昔の記憶に残っている映像を高画質で遊べることは筆舌に尽くしがたい感動がありました。
今はスーパーファミコンのソフトも綺麗にリマスターされていますが、
個人的には昔の粗いドットの雰囲気が好きなんですよね・・・。
だからこそ昔の印象を崩さずに高品質にしてくれるこの「16bit Pocket HDMI」は非常に私の趣向に合っていました。
昔の感動を味わいたいと考えているあなた! この「16bit Pocket HDMI」で素敵なレトロゲームライフを過ごしてはいかがですか?
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