アルカジノ6~Black Hearts~ってどんなゲーム
アルカジノ6 Black Heartsとは

今回ご紹介するのは、岸田ひとりさんの制作の「アルカジノシリーズ」の第6弾の【アルカジノ6~Black Hearts~】です。
このゲームは、呪いをプレーヤーどうしで擦り付け合っていくトリックテイキング系ゲームとなっています。
「アルカジノシリーズ」とは、みんなが小さいころに絶対やっている馴染みのある「トランプゲーム」をアレンジして制作されており、ルールがわかりやすく知らない人でもすぐにやり方やルールを覚えられるゲームシリーズとなっています。
『アルカジノ6~Black Hearts~』は、トランプゲームの一種である「ブラックレディ(ハーツ)」をシンプルにしたカードゲームなんです。
トランプの「ブラックレディ(ハーツ)」では、使用する数字が「A(1)~K(13)」と多いのに対し『アルカジノ6~Black Hearts~』では使用する数字が「1~6」までと少なく枚数自体も少なくなっています。
それ以外にも『アルカジノ6~Black Hearts~』では、カードの種類も
「呪いのカード」「固定カード」「ランダムカード」「ギフトカード」の4種類のみで覚えることもそんなに多くなく初心者にはありがたいボードゲームになっています。
ルールはすごく簡単でやりやすいんですが、「ギフトカード」と呼ばれるルールを度返しして変えてしまう特殊効果のあるカードもあるので、『初心者でもやりやすいゲーム』だけどしっかり楽しめるゲームなんです。
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名称:アルカジノ6 Black Hearts
プレイ人数:3~6人(おすすめは4人以上)
プレイ時間:5~15分程度
ルールの複雑さ:★☆☆☆☆☆
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カードの種類

『アルカジノ6~Black Hearts~』で使うカードの種類は
「呪いのカード」「固定カード」「ランダムカード」「ギフトカード」の4種類のみです。
このゲームは、他のゲームと違いすべてのカードを必ず使うわけではなく、プレイする「人数」によって使うカードの枚数が変わるゲームとなっているんです。
【呪いのカード(6枚)】

この幼い女の子が描かれている赤いカードが「呪いのカード」です。
呪いのカードには、カードの左上に「数字(1~6)」、右上に「呪いポイント」が描かれています。
1~6すべて1枚ずつあり全部で6枚あります。
この呪いのカードはプレイ人数に関係なく3人でも6人でもすべてのカードを使います。
【固定カード(6枚)】

呪いのカードと違い、真ん中に女の子ではなく数字(2のみ女の子が描かれている)が描かれている青いカードが「固定カード」です。
この固定カードも呪いのカード同様に数字が1~6あり、全部で6枚あります。
この「固定カード」は、3人で遊ぶときは「2」のカードのみ使ってゲームを行います。
4~6人のときは、すべての固定カードを使っていきます。
【ランダムカード(18枚)】

ランダムカードは、1~6までの数字が描かれている白いカードです。
ランダムカードは、他のカードと違いそれぞれの数字が「各3枚」ずつあり、プレイ人数に応じて無作為に選んで使用していきます。
・3~4人の場合:無作為に8枚を使用
・5人の場合:無作為に13枚を使用
・6人の場合:18枚すべてのランダムカードを使用
【ギフトカード(6枚)】

ギフトカードは、他のカードと裏面が違い“Gift Card”と書いてある5種類6枚のカードです。
ギフトカードには、「順番が逆になったり」「数字の強弱が逆転したり」とルールそのものに影響を与える効果が書いてあるカードです。
はじめてプレイする場合は、この「ギフトカード」は使わずにゲームに慣れてきてから使うカードです。
アルカジノ6~Black Hearts~のルール
ゲームの流れ

アルカジノ6~Black Hearts~は、「5ターンを1ラウンド」としてラウンドを繰り返して行っていきます。
ラウンドをやるにつれて各プレーヤーに【呪いポイント】が加算されていき、このポイントが『13ポイント以上』になった段階でそのプレーヤーは敗北してゲームも終了します。
勝敗は、ゲーム終了時点での獲得したポイント数で決まり一番「獲得呪いポイント」が少ない人の勝利となります。

ただし、1ラウンド内ですべての『呪いのカード』を獲得した場合は、その段階ですべての呪いを獲得したプレーヤーの勝利となります。
このゲームの勝敗条件は、2つありどちらかの条件が満たされた時に勝敗が決まります。
【勝利・敗北条件】
①1ラウンドの内に、1人ですべての呪いのカードを獲得した場合【獲得したプレーヤーの勝利】
②呪いポイントの合計が13ポイント以上になったプレーヤーがでた場合【獲得ポイントが最も少ないプレーヤーの勝利】
【ラウンドの流れ】
1.必要数のカードを用意する
このゲームは、プレーヤーの人数によって「ゲームで使うカード枚数」が変わってくるので、そのときのプレイ人数に応じてカードを用意する必要があります。
・「呪いのカード」→プレイ人数にかかわらずすべて使用
・「固定カード」→3人でプレイするときは、“Two o‘clock”のみを使用/それ以外のときはすべて使用
・「ランダムカード」→3~4人のとき“8枚”/5人のとき“13枚”/6人のとき“18枚すべて”をそれぞれ無作為に使用
・「ギフトカード」→プレイ人数に関係なく使用 ※ゲームに慣れてきたら使う方がいいです。
2.手札を配る
カードの用意が終わったら、すべてのカードをひとまとめにして裏向きのまま混ぜ各プレーヤーに『5枚ずつ』配ります。
※どの人数でも用意した必要数のカードをすべて配ると1人5枚ずつとなります。
このとき自分の手札を他のプレーヤーに見せてはいけません。
1人5枚配ったら、各プレーヤーはその中から『2枚のカード』を選び、左隣のプレーヤーに渡します。
※このとき自分は、右隣のプレーヤーから2枚のカードをもらいます。
3.ギフトカードが届く
手札の交換が終わったらシャッフルした『ギフトカード』1枚を引きます。
引いたギフトカードの効果がそのときのラウンドでの効果となります。
ギフトカードの効果は、ゲームルールと異なることが書かれていることもあり、その場合には『ギフトカードの効果』が優先となります。
例えば、この『アルカジノ6』では基本的に数字が高いカードが強いのですが
「強さが逆になる」のギフトカードが出た場合には、
【ギフトカード効果:強さが逆になる > ゲームルール:高い数が強い】
となり、ギフトカードの効果が優先とされるんです。
※ただし、はじめてプレイする場合は、ギフトカードを使わずにプレイしましょう。
4.ターンの流れ

まず最初に1ターン目にカードを出す順番を決めます。
決め方は簡単で「Two o‘clock」カードを持っているプレーヤーから時計回りの順で手番が流れていきます。
※「Two o‘clock」カードを持っているプレーヤーは、1ターン目は“必ず” 「Two o‘clock」を出さなくてはいけません。
各プレーヤーは、手札からカードを1枚ずつ出していきます。
すべてのプレーヤーが、カードを1枚ずつ出したらカードの強さを比較していきます。
カードの強さは、カードの左上に描かれた数値によって決まり数値が高ければ高いほど強くなります。(1<2<3<4<5<6)
カードの強さの比較をしたら
①場に出ているカードの中で、最も大きい数字を出したプレーヤーが「場に出ているすべてのカード」を獲得
②場に最も大きい数字が複数枚出ている場合は、最も大きい数字を出した人の中で「最後に手番を迎えた人」がすべてのカードを獲得
①・②を実行します。
次のターンは、そのターンに「カードを獲得した人」から時計回りにカードを出していきます。
これを手札が無くなるまで(5ターン)繰り返します。
5.呪いのポイントを計算
手札が無くなったら、各プレーヤーは5ターンの間に獲得したカードから、呪いポイントを足していき合計呪いポイントを出します。
呪いポイントは、いままでのラウンドで獲得したポイントと合算して計算していき、合計値が13ポイント以上になった時にゲームが終了となります。
このときに「呪いポイント」の合計値が一番少ないプレーヤーの勝利となります。
ただし、1ラウンド内で1人がすべての呪いのカードをすべて獲得した場合は、そのプレーヤーの勝利となります。
【アルカジノ6~Black Hearts~】おすすめポイント
呪いの押し付け合いの駆け引きが楽しめる

アルカジノ6は、「呪いを擦り付ける」世界観で楽しむカードゲームで、他のプレーヤーに呪いを押し付けて呪いを回避していくゲームになっています。
数字の種類も「1~6」と6種類の数字しかなくカード枚数も1人5枚と非常に少なくなっているので、相手のカード・心を読みながら呪いを擦り付けていく感覚が何とも言えない楽しさを味合わせてくれます。
ただ、単純に呪いを相手に押し付けるだけだと、逆に呪いをすべて回収されて逆転されてしまう展開もあり、呪いを一方的に押し付けていくだけでは勝てないゲームになっています。
相手の考えや戦略の裏を掻き、「呪いをうまく擦り付けたり」「時には相手の呪いを引き受けたり」と駆け引きをしながら楽しめるカードゲームになっています。
トランプゲームからの派生だから初心者でも簡単にできる

最初にご紹介しましたがアルカジノ6はトランプゲームの「ブラックレディ(ハーツ)」の派生版ゲームとなっています。
なので、ルール自体もシンプルでわかりやすいゲームになっているので、カードゲームをやった事のない人や苦手な人でも気軽にできます。
カードの強さを表すのも「1~6」の数字のみで、効果のあるカード(ギフトカード)も種類が少なくわかりやすいものばかりなので、そういった面でも子どもや女の子でも気軽に楽しむことができ、ちょっとした集まりのときに楽しめることができるゲームになっています。
短時間でできるので、ちょっとした空き時間に楽しめる

このゲームは、プレイ時間が5~15分と割と短い時間で終わるのでちょっとした空き時間でも楽しめるゲームになっています。
ただ短い時間でできるゲームというわけでなく、呪いを擦り付けたり、引き受けたりといった駆け引き要素を楽しみながら、「短時間」で楽しめるゲームになっているところが非常におすすめポイントとなっています。
戦略性や戦術性が高すぎると、初心者や子ども、女の子には難しくなってしまいますが、そこまでの戦略性などが無く、ちょっとした心理戦要素だからこそそういったはじめての人でも短い空き時間で存分に楽しむことができるんです。
旅行するときの移動時間などに楽しむことができるのはありがたいですね。
まとめ
【アルカジノ6~Black Hearts~】は、馴染みのあるトランプゲームから派生したカードゲームで、シンプルでわかりやすく小さい子どもから女の子まで気軽にできるようなカードゲームです。
呪いを相手に擦り付けるといった、ちょっとダークなニュアンスのあるゲームでカード自体もちょっとかわいいような怖いようなデザインとなっています。
このカードゲーム自体でがっつりと長い時間楽しむ!というのは、ちょっと難しいかもしれませんが、ちょっとした空き時間や旅行のときなど短い時間に気軽に楽しめるカードゲームになっています。
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