【海底探検】欲を出すと帰れない!?少ない空気でより多く財宝を狙え!

ボードゲーム

海底探索ってどんなゲーム?

海底探検とは

今回紹介する『海底探検』は、貧乏な冒険家になってプレーヤー全員で1つの潜水艦から海底に潜り財宝を取りに行くボードゲームです。

この『海底探検』は、日本ブランドのゲームメーカーである「オイクンゲーム」が2014年に制作したゲームです。

2015年にはゲームマーケット大賞を受賞しており、世界で累計20万部以上の販売実績のある人気ボードゲームなんです。

国内版のほかに英語やフランス語、中国語などに翻訳された海外版もあります。

より深く潜ることで高得点の財宝を獲得できますが、プレーヤー全員で同じ酸素タンクを共有しているので、戻るタイミングを間違えると深海に取り残されてしまうという「空気残量」と「他のプレーヤーの行動」をみてより効率的に財宝を持ち帰ることが求められます。

サイコロを使って「進めて」「戻る」ゲームになっていて、おとなから子どもまで一緒にみんなで楽しむことができる定番のボードゲームになっています。

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名称:海底探検
プレイ人数:2~6人(おすすめは4人以上)
プレイ時間:30分程度
ルールの複雑さ:★★☆☆☆☆

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プレイ人数は、2人からでもできますが、人数が多くなればなるほど 「空気の量」が読みにくくなったりして楽しさが増すので、4人以上でやるとなお楽しめると思います。

2人だと空気量が計算しやすくなるので、それはそれでなかなか面白いんですが、ハラハラドキドキでゲームを楽しみたいのであれば人数が増えた方が読みにくくなるのでより一層楽しめると思います。

海底探検に入っているセット内容

海底探検には、大きく分けると6つのアイテムを使ってゲームを進めていきます。

①特殊ダイス(2つ)

海底探検で使うダイスは、通常のダイスと違いマスが「1・2・3」のみとなっています。

6面あるうちの2面ずつに「1・2・3」になっているダイスになります。

②探検家コマ(6つ)

各プレーヤーのコマとなるのがこの「探検家コマ」です。

向きがあり顔が向いている方向に進めていきます。

色がポップなカラーとなっていてかわいらしいコマになっています。

③空気マーカー(1個)

潜水艦に残っている「空気量」を表示させるマーカーになります。

この空気マーカーを「潜水艦ボード」の上にのせて使います。

④潜水艦ボード(1枚)

プレーヤーの「スタート地点」「ゴール地点」となるのがこの「潜水艦ボード」です。

各プレーヤーは、毎ラウンドこの潜水艦ボードからスタートして財宝を獲得して、この潜水艦まで戻ってきます。

⑤遺跡チップ(4種類 各8枚 計32枚)

進行するマスになるのがこの「遺跡チップ」です。

遺跡チップは、1~4の「4つのレベル」に分かれていてさらに「表裏」があります

「表」には「獲得点数(0~15)」が表示されていて

「裏」には遺跡チップの「レベル(1~4)」が表示されています。

『レベル1』…「0~3」各2枚ずつ計8枚

『レベル2』…「4~7」各2枚ずつ計8枚

『レベル3』…「8~11」各2枚ずつ計8枚

『レベル4』…「12~15」各2枚ずつ計8枚

レベルが上がるにつれてだんだん色も濃くなっていってより『深い場所』を表しています。

⑥ブランクチップ(16枚)

海底を進んだ時に獲得した遺跡チップの代わりに「マス」として使うチップです。

「ブランクチップ」には表裏もありません。

海底探検のルール

ゲーム準備

ゲームを始める前にまず使用するアイテムをまとめてセットしていきます。

・まずプレーヤー人数を決めてその人数に合わせて潜水艦ボードの上に探検家コマを置きます。(※プレーヤーが4人なら探検家コマを4つ置く)

・空気マーカーを潜水艦ボードの「25」の上にセットする。

・すべての遺跡チップを「裏返し」にしてレベルごとにしっかり混ぜて、レベルの低い順から1列に並べていきます。

(※潜水艦ボード→レベル1(8枚)→レベル2(8枚)→レベル3(8枚)→レベル4(8枚)の順番)

・一番最初にスタートする人は、【一番最近に海に潜った人】からスタートします。(とくにいなければじゃんけんなどで決めましょう)

ここまでセットした段階でゲームをスタートさせます。

ゲームの進め方

ゲームは全部で【3ラウンド】行い、その3ラウンドの合計で一番多くの得点を獲得したプレーヤーの勝利となります。

得点が同点の場合は、より高レベルの遺跡チップの枚数が高い方の勝利となります。

【ラウンド】の進め方

大きな流れは、

①「空気マーカー減らす」→②「【進む】か【引き返す】かを決める」→③「サイコロ(2個)を振る」→④「探索(1.何もしない 2.遺跡を拾う 3.遺跡を置く)」を繰り返していきます。

そして最後に⑤空気が無くなる前に『潜水艦ボード』に戻る

※潜水艦ボードに戻る前に空気が無くなってしまうと、そのプレーヤーがそのラウンドに獲得した「遺跡チップ」は海底の一番深いところに戻さなくてはいけません。

①空気マーカーは、手番のプレーヤーの持っている「遺跡チップ」の枚数分減らしていきます。(※前のラウンド分はカウントされない。)

遺跡チップが一枚もなければ空気マーカーは減りません

空気が0になった時の手番だったプレーヤーが、そのラウンドの最後に行動できるプレーヤーになります。

②【進む】か【引き返す】か、を決めます。潜水できる回数は1ラウンドで1回となっているので、方向転換できるのは1ラウンドに1回だけです。

③サイコロ2個を振り、『(出た目の合計)-(持っている「遺跡チップ」の数)分』だけ【進行方向】に進むことができます。自分の進行方向に他のプレーヤーのコマがある時には、そのマスは『1マス』と計算せずに飛び越えて移動させます。

④進んだ『マス』で、【探索】をします。

『遺跡チップマス』なら「遺跡を拾う」か「何もしない」

『ブランクマス』なら「持っている遺跡を置く」か「何もしない」

を選ぶことができます。遺跡チップを拾った時には、そのマスに代わりに「ブランクマス」を置きます。

※この時獲得した『遺跡チップ』は、「潜水艦ボード」に戻るまで裏返してはいけません。

「潜水艦ボード」に戻った時にはじめて自分の点数がわかります。

※遺跡はいくつ持っても大丈夫ですが、2個のサイコロの最大合計値が『6』なので、遺跡チップを6枚持ってしまうと事実上移動できなくなってしまいます。

⑤海底に潜って「遺跡」を獲得して「潜水艦ボード」に戻ってはじめて「遺跡チップ」を獲得できます。戻れなかった場合は、遺跡チップマスの最後尾(一番奥)に「3枚ずつ」重ねて並べていきます。

これを「空気が無くなる」or「全員が潜水艦ボードに戻る」までやります。

この①~⑤が【1ラウンド】の流れになります。

【1ラウンド】が終了したら、『ブランクマス』をすべて取り除き、その分「遺跡チップ」を詰めます。

1ラウンドで潜水艦ボードに戻れなかった人の持っていた「遺跡チップ」をマスの一番最後に3枚ずつ重ねて置いて【第2ラウンド】を開始します。

この流れを繰り返して【3ラウンド】行って、合計で一番多くの得点を獲得したプレーヤーの勝利となります。

海底探検のおすすめポイント

空気が無くなる何とも言えないハラハラ感を楽しめる

やはりこの『海底探検』の一番のポイントは、「空気残量」を計算、調整していかに多くのポイントを獲得するかになります。

どんなに深く潜ってレベルの高い高得点のチップを手に入れても空気が無くなって溺れてしまったら、獲得ポイントは【0】になってしまいます。

とは言っても、浅く潜って『安全第一』にしてしまうと、空気が無くなる前に戻れますが、ポイントが低くなってしまいます。

空気残量は、自分だけでなく他のプレーヤーがどう出てくるのかで大きく違ってくるので、そこのバランスを周りのプレーヤーの動きをみて調整していくのが大きなポイントになってきます。

より大きなポイントを獲得して戻れるか戻れないかのハラハラ感は中々他のボードゲームにはない独特な刺激で楽しめると思います。

いろんな戦略で楽しめる

『海底探検』のルールは、簡単に言ってしまうと

「海に潜って空気があるうちに遺跡を拾って戻ってくる」といった内容で非常にシンプルなので、往復のスゴロクのようなイメージであまり戦略も何もないと思いませんか?

実際にやってみると、取れなかったチップは一番奥に3枚ずつにまとめて置いたり、前ラウンドで無くなったマスの分は詰めてより深く潜れるようになったりするので、色んな戦略を楽しめるんです。

相手プレーヤーの高得点獲得を阻止するためにあえて溺れるようにして空気を消費させたりするなど、その場その場で戦略を変えてプレイしていくのが勝利に近づくゲームになっています。

特に「1ラウンド」よりも「2ラウンド」「3ラウンド」となっていくと、ラウンド序盤からより深くに潜りやすくなっていくので、後半になればなるほどより白熱したバトルを色んな戦略で楽しめることができます。

まとめ

『海底探検』は、他のボードゲームと比べると「空気残量」「0点チップ」などあったりして少し独特な緊張感があるゲームになっています。

イメージとしては、【チキンレース】をやっているような感じでより深く行けばより高得点だけど周りが先に遺跡を獲得すると空気が無くなって戻れないなど、「戦略」と「度胸」と「運」を存分に楽しめるボードゲームになっていました。

ルールもそれほど複雑ではないので、1回やれば簡単にできるようなレベルなので、お時間のある時にでもぜひやってみてはいかがでしょうか。

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