ベガスってどんなゲーム?
今回ご紹介するボードゲーム【ベガス】ドイツで販売されたゲームで、2012年に年間ボードゲーム大賞ノミネートされています。
ルールがわかりやすいうえに大量にダイスを振るダイナミックさと駆け引きが魅力の作品です。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
名称:ベガス
プレイ人数:2~5人
プレイ時間:30~45分程度
ルールの複雑さ:★★☆☆☆☆
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
ラスベガスにある『6つ』のカジノで、運・戦略・度胸を駆使してより多くの賞金を獲得していくゲームとなります。
同梱されているコンポーネント

・ダイス:40個(5色・各8個)
・カジノタイル:6枚(ダイスのマーク1〜6)
・ドルカード(お札):54枚 60,000、70,000、80,000、90,000 各5枚
10,000、40,000、50,000 各6枚
20,000、30,000 各8枚
ベガスのルール説明
このゲームは最終的に一番多くの賞金を獲得した者の勝利となります。
このゲームで使うカジノは全部で6ヶ所あり、実在するラスベガスのカジノが描かれています。
賞金を獲得するためには手持ちのサイコロ(8個)を一気に全部振り、出た目の中から1つの数字のダイスを対応するカジノの上に置いていきます。
ゲームは全部で4ラウンド。
各ラウンドでは全員のダイスが無くなるまで行い、それぞれのカジノに乗っているサイコロの個数が多い順に高額の賞金を受け取ることができます。
ここで注意して欲しいのが、ひとつのカジノで置かれたダイスの数が同じだった場合です。
この場合、どれだけ多くのダイスを乗せていても、他のプレイヤーとダイスの数が同じであれば両者とも賞金を獲得することはできません。
ゲームの準備

カジノタイルを1〜6の順番に並べます。
お札をよく混ぜ、裏向きの山にしてカジノタイルの近くに置きます。
1のカジノから順番に賞金額を決めていきます。
お札の山から一枚ずつめくって置き、最低でも50,000以上になるように置きます。
※1枚目の段階で50,000以上(50,000〜90,000)であれば、その1枚だけ置き、次のカジノへ行きます。逆に50,000を満たさなければ何枚でも置きます。
ゲームの流れ

1ラウンドの流れ
スタートプレイヤーを決める。
ダイスを全て振る。
出た目のうち、ひとつの数字を選び対応したダイスをカジノの上に置く。
次の人(時計回りで行い、全員のダイスがなくなるまで続ける)
全員のダイスが無くなる。
各カジノの決算を行い、置いたダイスの数に応じた賞金を分配する。

1ラウンド終了
以上のラウンドを4回繰り返します。
勝敗の判定

合計4ラウンド行い、最終ラウンド終了時の累計獲得賞金が高いプレーヤーが
勝利となります。
ダイスの置き方

ダイスを振り、決めた数字の目が出ているダイスは全て置くことになります。
この時、置かないという選択肢はありません。必ずダイスを置きます。
まずないとは思いますが、最初の振りで8個全てが同じ数字であれば、そのプレイヤーのラウンドはそこで終了です。
先に全てのダイスを置き終わったプレイヤーはラウンド終了まで飛ばしていき、残ったプレイヤーでダイスを置いていきます。
ベガスのおすすめポイント
わかりやすく、すぐに始められる

おすすめのポイントとして、ルールがわかりやすい点です。
ダイスを投げて置いて賞金を取る。
注意すると言っても、ダイスが同数だと獲得できない点ぐらいで、このシンプルさから初めてボードゲームをやる人同士でも、お子様でも説明がわかりやすく、すぐにプレイを始められます。
戦略性を楽しめる

このゲームの醍醐味は戦略性です。
いかに少ないダイスで賞金を獲得するかが勝利のポイントになります。
ですが、ダイスを少なくすれば他のプレイヤーも置き易くなるため、逆転または同数になる可能性が高くなります。
なので、確実に欲しい賞金はダイスを惜しまず、一度に乗せるのもありでしょう。
そして「ダイスが同数なら賞金を獲得できないというルール」これがこのゲームをより面白くさせています。
他のプレイヤーのダイスよりも多く乗せた場合、自分が高額賞金を手にする反面、2位になったプレイヤーは次点で高い賞金を獲得することになります。
それに対し、同数であれば、ダイスを節約したうえで自分も獲得できない代わりに相手も獲得できないという状況になります。
このゲームは「ダイスの運要素が大きいとはいえ、運だけでは勝てない」そんな楽しめるゲームとなっています。
まとめ
「ベガス」はシンプルなルールにダイスを振る運要素、置くダイスの配分を決める戦略性、最大8個のダイスを振るダイナミックさを楽しめるゲームになっています。
理解もし易く家族でも友達でもワイワイできるので、気軽にできるゲームとしておすすめのボードゲームと言えます。
コメント