【XENO(ゼノ)】UNOを超えた!?オリラジ中田さんの心理戦カードゲーム紹介

ボードゲーム

XENO(ゼノ)ってどんなゲーム?

XENO(ゼノ)とは

今回ご紹介するカードゲームは、オリエンタルラジオの中田敦彦さんが考案プロデュースされた大人気のカードゲーム【XENO(ゼノ)】です。

2019年10月に発売された歴史自体はそれほど長いわけではないのですが「Amazonの売れ筋カードゲームランキング」であの【UNO(ウノ)】を抑えて1位にもなったことがあるカードゲームなんです。

ゲームの内容としては、日本初のドイツのゲーム賞を受賞した大人気カードゲーム【ラブレター】を参考にして考案された内容になっているのだそうです。

『ラブレター』の原作者ともお話をされてつくられたこともあり、ゲームの流れや構想がこの『ラブレター』によく似た内容になっているんです。

『ラブレター』よりも運要素以上に駆け引きなどの心理戦要素が大きくなり、イラストもカードゲームのカードとは思えないほどカッコよいデザインになっています。

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名称:XENO(ゼノ)
プレイ人数:2~4人(2人プレイがおすすめ)
プレイ時間:3~10分
ルールの複雑さ:★★★☆☆☆
※ルール自体は、そんなに複雑ではないんですが、カードに効果表示されていないため。

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同梱されているカードの種類と効果

XENO(ゼノ)には、全18枚(10種類)のカードが同梱されており、このすべてを使ってゲームをしていきます。

カードには、1~10までの数字がそれぞれ描かれていて

『9』と『10』のカードは【1枚】ずつ、それ以外の『1~8』までのカードが【2枚】ずつあります。

その他にルールカードが4枚あります。※ゲームでは使わないカード。

それぞれのカードと効果についてご紹介します。

『10:英雄(潜伏・転生)』

『10:英雄(潜伏・転生)』

効果:場に出すことができず、捨てさせられたら脱落する。ただし皇帝以外に脱落させられた時には、「転生札」で復活する。

英雄は一番ランク(数字)の高いカードになりますが、場に捨てることができないため常に新しく引いたカードを出さなくてはいけないというデメリットもあります。

まさに諸刃の剣となるカードです。

『9:皇帝(公開処刑)』

『9:皇帝(公開処刑)』

効果:指定した相手に山札から1枚引かせて、手札を2枚とも公開させる。そしてどちらか1枚を指定し捨てさせる。

唯一『10:英雄』を一撃で退場させることのできるカードになります。

さらにカードの効果で相手の手札を公開させるという強い効果に加え、ランク(数字)自体も高く非常に優秀なカードになります。

他のカードと違い『10』と『9』は1枚ずつしかないので、使いどころを見極める必要があります。

『8:精霊(交換)』

『8:精霊(交換)』

効果:指定した相手の手札と自分の持っている手札を交換する

ランク(数字)自体は高く強いのですが、交換した場合交換したプレーヤーには自分の手札がばれてしまい反撃されやすくなってしまうデメリットがあるので、使いどころには注意が必要なカードになってきます。

『7:賢者(選択)』

『7:賢者(選択)』

効果:次の手番で山札から1枚引く代わりに3枚引き、そのうち1枚を選ぶことができる。残りの2枚は山札へ戻す。

山札からより良いカードを引ける可能性を大幅に上げることができるカードです。

出てすぐ使っていいカードを確保しにいくのもありだし、終盤に使って残りカードの種類を把握して戦略を組み立てられたりと使いどころに幅のあるカードです。

『6:貴族(対決)』

『6:貴族(対決)』

効果:1枚目の捨て札では、指名した相手と手札を見せ合う。2枚目が出た時には、指名した相手と手札を見せ合い数字の小さい方が脱落する。

※見せ合う際は他のプレーヤーに見られないように密かに見せ合う。
※数字が同じ場合は引き分けとなり両者ともに脱落となります。

1枚目と2枚目で、効果が違ってくるカードです。

相手を一撃で仕留められるカードですが、それと同じだけ自分も脱落する可能性もあるカードです。

うかつに使用すると危険ですが、その分メリットの大きいカードです。

『5:死神(疫病)』

『5:死神(疫病)』

効果:指名した相手に山札から1枚引かせる。2枚になった相手の手札を非公開にさせたまま、1枚を指定して捨てさせる。

非公開にしたままなので、場合によっては相手に有利に進んでしまう可能性も秘めてますが、心理戦でキーカードを持っている人に使うことで最大限の効果を発揮できます。

『4:乙女(守護)』

『4:乙女(守護)』

効果:次の自分の手番まで自分への効果を無効にする。

一見逃げの一手の様に見える効果ですが、1ターン凌ぐこと局面が大きく変わるXENO(ゼノ)では、意外とかなり重宝されるカードです。

『3:占師(透視)』

『3:占師(透視)』

効果:指名した相手の手札を見る。

決定的な効果ではありませんが、相手の手の内を知ることができるどんなときにも使えるカードです。

『2:兵士(捜査)』

『2:兵士(捜査)』

効果:指名した相手の手札を言い当てると相手は脱落する。

序盤に使って質問攻めにして当てにいく「心理戦攻め」や終盤に使って確実に当てにいく「逆算攻め」などでき、ランク(数字)的には弱いですが非常に有能なカードの一つです。

『1:少年(革命)』

『1:少年(革命)』

効果:1枚目の捨て札は何の効果も発動しない。場に2枚目が出た時には皇帝と同じ効果「公開処刑」が発動する。

1枚目は何も効果を発揮しませんが、2枚目のときには『9:皇帝』と同じ「公開処刑」という最強の効果を発揮してくれます。

※ただし、『1:少年』の「公開処刑」で、『10:英雄』を倒しても、転生札で復活します。

『ルールカード』

『ルールカード』

それぞれのカードの名称と効果名のみが記載されているカード

裏面に“QRコード”が表示されていてこのQRコードをスキャンすることで具体的な効果の説明やルールを読むことができます。

XENO(ゼノ)のルール説明

ゲームの流れ

使用するカード:ゲームで使用するカードは、全18枚(10種)のカードのみを使ってゲームをおこないます。

勝利条件:ゲームの決着がつく勝敗の決まり方は、大きく分けると3つになります。

①山札が無くなった時に残っているプレーヤーの手札で一番大きい人の勝利

②1人を残して全員が脱落した時、残った人の勝利

③全員が脱落した時、引き分け

となります。

1.まずはすべてのカードをシャッフルして、山札をつくります。

2.各プレーヤーは、山札からカードを1枚引き手札にします。

3.全員が引き終わった後、山札からカードを1枚引き、山札の隣に『転生札』を横向きに置く

4.順番を決め各プレーヤーは、自分の番が着た時にカードを1枚引いて1枚を場に捨てる。

※カードの効果は、この『場に捨てた時』に発動します。

5.順番で各プレーヤーが”4”を繰り返していきます。そしてクリア条件を満たすことでゲーム終了となります。

カードの効果は、数字が高いカードの方が効果的で強い効果なので、必ずしも高い数字のカードを残していくのが正解ではなく、相手の手札を予想したり心理戦で読み合いをすることが重要になってきます。

ターンが過ぎるごとに徐々に徐々に他のプレーヤーの手札が限定されてきて読み合いがより一層楽しめるゲームとなっています。

最終的に高い数字のカード勝負で勝利を狙いにいくのか。それとも6(対決)や2(捜査)などカード効果で勝利を狙っていくのかなど常に展開が変わっていくハラハラ感を楽しむことができるカードゲームになっています。

XENO(ゼノ)おすすめポイント

運要素より『心理戦や戦略性』が大きく、【読み合い】がとことん楽しめる

XENO(ゼノ)のゲーム性や流れは、ラブレターと非常によく似ています。

ただラブレターでは、兵士(相手のカードを当てたら敗北させられる効果)のカードが5枚と多く入っていて、カードの種類も若干少ないことからXENO(ゼノ)と比べて運要素が大きいゲームとなっています。

一方XENO(ゼノ)は、それぞれのカードの枚数が少なく(基本同じカードは2枚のみ)種類も多いので、【運要素<読み合い】がより楽しめるゲームとなっています。

より読み合いやハラハラした心理戦を楽しみたい人には特におすすめのカードゲームです。

カードデザインがとにかくおしゃれでカッコいい

このXENO(ゼノ)のカードの最大の特徴はなんといてってもこの「デザイン」です。

表紙とカードのデザインは別々の方がデザインしているとのことだったんですが、どちらも本当にかっこよくておしゃれなデザインになってますよね。

絵の制作期間はなんと半年にもわたって制作されたとのことで力の入れ方が伝わってきます。

特に他のカードゲームと決定的に違うのは、カードの効果が文字としてカードに記載されていないのがこのデザインのカッコよさを高めているのではないでしょうか。

テキストが無いので、ゲームをやる時になれるまで少し時間はかかりますが中田さんとしては、ゲームルールやカードの効果は「見て」覚えればいいんじゃないかということでyoutubeに色んな方とのプレイ動画を上げてそれを見れば一発でわかるようになっています。

カッコいいカードを作りつつ、必要な情報はネットを使ってみれるという、まさにこの時代に合ったカードゲームになっているんです。

2人だけでなく、【3人とか4人】でも同じように盛り上がれる

こういった心理戦を楽しめるゲームって結構ありますが、どうしてもプレイ人数が限られていることが多いんですよね。

2人用のゲームであれば基本は2人専用で、3人でやる場合は「おまけ」みたいな感じになってしまったり、複数人でやるゲームだと2人だとできない感じになってたりして人数制限が多い場合が多いんです。

ただXENO(ゼノ)では、同じルールで2人でも3~4人の複数でも同じように楽しめる内容となっているので、友だちと複数人でやっても楽しめるし、彼氏彼女と2人で読み合いを楽しみながらできるゲームになっています。

まとめ

XENO(ゼノ)は、カード自体にテキストが無くて一見分かりにくく感じてしまうかもしれませんが、実際にやってみるとはじめてやった人でも存分に楽しめる要素が盛り込まれているおすすめのカードゲームになっています。

また、通常版だけでなく「豪華版」もありより大人な会場でやりたいという人は、こちらの『豪華版』でやってみてはいかがでしょうか。

何より、カード自体がお手頃価格で手にすることができるんです。 気軽に手に入れることができて、おしゃれなカッコいいデザインのカードで、がっつりと心理戦を楽しむことができるカードゲームとなっていますので、ぜひ一度やってみてはいかがでしょうか。

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